私は洋画好きでよくいろんなものを借りてきて観るのだが、
このJOKERはいろんな意味で衝撃的だったので、感想を書いてみる。

バットマンシリーズでおなじみの舞台となるゴッサムシイティ。
社会の情勢は富める者、貧しき者の線引きが一層鮮明になり、
現在の世界の情勢をそのまま現わしているように思える。
貧しくて全く幸福感を得られずに生きてきたJOKERが一種のテロ行為の
権化となり、貧しきもののヒーローになってしまうくだりが圧巻だ。
アルカイダのテロにしても所詮貧しきものが幸福になれない社会であれば
いっそ、富める者たちを破壊してしまおうという現代の思想がこの映画では
如実に表れている。
日本でも就職氷河期世代の救済をいまさらながらやっているが
手遅れではないかと思える。
福島の原発事故でも世界から見れば、暴動が起きないのを不思議がられていた。
福島イレブンの消息も一切触れられない不思議。
中国での弾圧状況も日本ではほとんど報じられない。
現代社会の情勢では、富める者はますます富める仕組みを構築し、
貧しきものはごみ扱いである。
この映画は、そういう社会に鉄槌を与える映画であると思えた、
久々に真面目に感動しましたとさ。
中国情勢釈迦の教えに人はこの世に幸せになるために生まれてきたとあるが、
この世は苦痛に満ちていると思える人がいかに多いかと思う。
私たちは周りの人間を幸せにする義務もあると思えるが。。
頑張って強く生きて参りましょう。。
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- 2020/01/29(水) 20:49:14|
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