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日々雑記

QHA-VR1のRPR

続いて逆電力保護継電器の機能を確認してみた。

zentaizu.jpg


GCR-miniには標準でRPRの試験機能が出来るとは記載がない。
継電器の付属マニュアルを見ながら接続してみる。

P3240876-1.jpg

VT2次側出力AC110Vは試験機のV0を使用した。
マニュアルの試験回路を良く見ると極性が指定されている。

isoucircuit.jpg


V2端子に+を接続。
C2端子も+極性。
動作電流試験を実施するもtripしない。。?

もういちどマニュアルをよく読むと
動作位相範囲は進み150°以上、遅れ-90°以下とある。

P3240869-2.jpg

位相を進み150°200パーセント20mAで無事にtripした。

次に動作時間の測定

P3240867-3.jpg

P3240871-4.jpg

タップ0.1秒に対して109msecだった。

このまま位相ダイヤルで上限、下限を探ってみると

90rpr.jpg

-90°以下で動作、+150°以上で動作となった。

マニュアルによれば、動作不動作限界位相角は
Φ1=150°±10°
Φ2=-90°±10°
最大感度位相角=210°±5°

kakudo.jpg


SPECとおりで一致する。







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  1. 2019/03/24(日) 17:32:26|
  2. 電気
  3. | コメント:0

QHA-VR1のOVGR

久しぶりに其のオークションで仕入れることが出来た地絡過電圧・逆電力継電器:富士電機のQHA-VR1.(未使用)。

届いた箱の中に取り扱い説明書が同梱されており(出荷試験成績書は抜き取られていた)、試験方法を熟読してみる。

P3230865-1.jpg

最初にOVGRの機能を確認してみる。
当然のことながらZPD-2をつないでやらないと動きませんな。

zpd.png

以前手に入れたZPD-2をジャンク箱から引っ張りだしつないで見る。

P3230866-1.jpg

試験方法の項目では、
動作電圧は2%で動作時間は0.1秒でやれと。

2%ということは、3810v×0.02=76.2V

動作値試験は77.9Vとなった。


P3230867-1.jpg

継電器本体の表示も2%表示であった。

P3230868-1.jpg

次に動作時間試験実施
付属の説明書によれば、V0の引加電圧を200パーセントにしろと書かれているが、
GCR-miniの試験設定では150パーセントになっていたため150で実施。
結果は0.099秒

P3230869-2.jpg

次に復帰電圧試験
結果は、74.4V



P3240872-2.jpg


メーカースペックをすべて満たしていた。
  1. 2019/03/24(日) 13:29:38|
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  3. | コメント:2

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prius1228

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其協会に所属、これからは、マイペースでゆっくり、人生を歩んで行こうとしています。

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